ブラザープリンターのインク交換方法｜認識しない・印刷できないときのやり方は？

ブラザー（brother）のプリンターを使用するためには、インクを供給するインクカートリッジが必要です。ブラック・シアン・マゼンタ・イエローの4色が基本です。プリンターを新規購入した際に必要なインクカートリッジが付属していますが、カートリッジ内のインクが切れると交換が必要になります。

しかし、インク交換のタイミングや、やり方がよくわからず困っている方も多いですよね。また、インクカートリッジを購入したくても、「純正インク」「非純正インク」などの種類があり、どれを選べばいいか難しいものです。

そこで今回は、インクカートリッジの種類・交換時期などをご紹介します。また、交換方法・交換の注意点・よくある疑問点についても解説しますので、ぜひご参考にしてください。

ブラザーが自社のプリンター用に販売している純正のインクカートリッジです。プリンターのそれぞれの機種に合わせて作られており、プリンターの性能が十分に発揮できます。故障やインク漏れなどの心配がなく、安心して使用できる点が大きな特徴です。

写真をプリントしたい場合や、大事なプレゼンの資料を美しくプリントしたい場合は特におすすめです。ただし、純正のインクカートリッジは価格が高くなっています。メリット・デメリットを見やすく表にまとめましたので、こちらもあわせてご覧ください。

ブラザーのプリンターのインクカートリッジは、他のメーカーからも数多く販売されています。純正の製品よりも価格が安い点が大きな特徴です。4色セットやブラックのみなど、必要なものがリーズナブルに手に入ります。

しかし純正ではないため、インク漏れやインクかすれ、インクノズルの故障などの可能性が大きくなるのがデメリット。また印刷の精度も純正よりも落ちる場合があるため、大量にプリントしたい場合や、美しさにこだわらないものをプリントする場合に向いています。

ブラザープリンターのインクカートリッジの中のインクが少なくなると、その色のインク残量が少なくなっていることが自動表示されます。また、残量が無くなったときも知らせてくれるので、そのときに交換します。

インクカートリッジは基本6ヶ月以内に使用するのがおすすめです。それ以上長く使用すると、インクがつまって印刷がかすれる場合があります。また、使用中にインクカートリッジをプリンターから取り出すと、正しい残量が表示されなくなるので要注意です。

本体の液晶パネルやパソコンの画面に表示される「まもなくインク切れ」や「まもなくインク交換」は、インクが残り少ないことを知らせるものです。インクが切れても慌てないように、新しいインクカートリッジを準備しておきましょう。

ブラザーのプリンターは、とても簡単にインクカートリッジの交換ができます。

1. 交換用カートリッジを用意する。
2. 「インクカートリッジ」ボタンを押し、「インクコウカン」を選択する。
3. 本体カバーを開き、インクカートリッジをむき出しにする。
4. 空になったインクカートリッジのレバーを押し取り出す。
5. 新品のインクカートリッジから密封テープをはがし、カチッと音がするように取り付ける。
6. 本体カバーを閉じる。
7. 液晶ディスプレイに確認メッセージが表示されるので、「1」と押す。これによりインク残量がリセットされる。

製品によって、インクカートリッジの場所や手順などが違う場合があるので、説明書通りに行うのが大事です。

インクカートリッジに直接インクを補充する方法は、メーカーとして推奨されていません。プリントするために大事なインクヘッドに目詰まりなどの故障を起こす場合があります。また、その場合の故障は保証期間内であっても対象外になるため、注意が必要です。

ブラザーのプリンターの純正インクは価格が高いです。そのため、よりリーズナブルな他のメーカーの互換インクカートリッジを購入する場合もありますよね。しかし、たとえ故障やトラブルが起きたとしても保証されないため、保証期間内であっても有料の修理を受けなくてはなりません。

その点をあらかじめ考慮して、どのインクカートリッジを使用するかを決めるのがおすすめです。

ブラザーのインクカートリッジは、リサイクルの対象となっており、使用済みのカートリッジは回収され再利用されています。それに協力するため、使用済みのカートリッジは電気店の店頭に設置されている回収箱まで持って行きましょう。

また、互換性のインクカートリッジのほとんどで、リサイクルのための回収が行われています。HPや説明書で確認するのがおすすめです。

詰め替えインクとは、純正のインクカートリッジに直接インクが補充できる商品です。インクカートリッジを買い替える必要がなく、激安でコストが抑えられる点が魅力です。以下でインクの詰め替え方法を紹介しますので、参考にしてください。

1. 使い切ったインクカートリッジをプリンターから出す
2. カートリッジのインク残量をリセットする
3. インクボトルの蓋を開け、付属のキャップピンをボトルの先端に取り付けて穴をあける
4. カートリッジのインク注入口にボトルを挿して、インクを注入する
5. カートリッジの透明な窓までインクが入っていれば、注入完了
6. カートリッジをプリンターにセットし、インク残量を確認する

また、注入する際、インクボトルの先端をカートリッジの弁に垂直に当てると入りにくい場合があります。インクボトルを左右どちらか限界まで傾けてゆっくりと注入しましょう。さらに、インク詰め替え時に故障して使えない場合がありますが、その場合は保証対象外となりますので注意してください。

インクを交換したのに、プリンターが認識しないケースがあります。インクが認識されない場合は、以下のポイントを確認してみましょう。

• インクカートリッジがきちんとセットされているか
• インクカートリッジの型番は合っているか
• インクカートリッジのICチップに汚れがないか
• 暑すぎる・寒すぎる環境ではないか

インクカートリッジには、インクの残量をプリンターに知らせる「ICチップ」がついています。ICチップに汚れがついていないか確認して拭き取ってください。また、まれにある初期不良の場合は、メーカーに問い合わせましょう。

プリンターを設置している環境もチェックが必要です。インクの認識は室温にも左右されるため、室温が原因の場合は、お部屋の温度を調節して再起動してください。

インク交換後の印刷で薄い・印刷できない場合は、以下のような原因が考えられます。

• インクカートリッジの保護テープを外していない
• インクが目詰まりしている

ブラザーのインクカートリッジの中には、保護テープ・カバーがついたものがあります。その場合は、セットする前に必ず外しましょう。

また、インクの目詰まりが疑われる場合は、ノズルチェックパターンを行ってください。正常にパターンを印刷できなかったときは、ヘッドクリーニングを実行しましょう。

インクがまだあるのに、トナー交換のメッセージが出る場合は、次のような理由が考えられます。

• 大容量トナーのサポート機種ではないのに大容量のトナーを使用している
• ブラザー純正以外のトナーを使用している

使用可能なトナーカートリッジは使用機種によって異なります。まずは取扱説明書や公式サイトで対応しているカートリッジの容量を確認しましょう。また、先述の通り、ブラザー純正以外のトナーを使用するのは故障の原因となる場合もあるため、避けた方が無難です。

ブラザーのプリンターのDCP-J988Nは、大容量インク対応プリンターです。なんと1回のインク交換で一年以上使用できます。そのため、インク交換の手間が掛かりません。大量にプリントする機会が多い方にとてもおすすめです。

また、DCP-J988Nは大容量インク対応プリンターの中で最も価格が安いため、ご家庭でも無理なく使用できます。さらに、1枚に掛かるプリント時間も大幅に短縮されているため、職場での利用にもとても便利です。

ブラザーのプリンターのインク交換はとても簡単です。インクカートリッジにはメーカー純正と他のメーカーの互換性のものがあるので、用途と目的によって選びましょう。また、ブラザーからはインク交換の手間が少ないプリンターも販売されているので、プリント枚数が多くてインク交換の回数を減らしたい方は検討してみてください。