【2023】プリンターの種類やおすすめプリンター＆複合機｜おすすめメーカーも

プリンターは、家庭だけでなく仕事や学校でもほぼ毎日使用するアイテムです。プリンターにもさまざまな種類があり、初めてプリンターを選ぶ人はどれを選んだらいいのか分からないですよね。

結論から言えば、初めてプリンターを選ぶ人は、特殊な用途で使われるようなプリンターを選ばずに、汎用性の高いインクジェットプリンターやレーザープリンターを選ぶのがおすすめです。そこで本記事ではプリンターを選ぶときはどのような観点から選べばいいかを解説します。

プリンターの種類以外にも、それぞれのプリンターの性能・メリット、デメリット・おすすめのプリンター5選まで詳しく紹介します。今後プリンターの購入を考えている方や買い替えを考えている人はぜひ参考にしてください。

プリンターの印刷の種類には、写真印刷と文書印刷の2種類がありますが、フォトプリンターは名前通り写真の印刷だけに特化した製品になっています。

フォトプリンターは写真用のプリンターであるため、写真の印刷画質に関しては申し分ありませんが、専用の用紙を買う必要がある上に、A4非対応なので文書の印刷が全くできません。

インクジェットプリンターは、紙に直接インクを吹き掛ける方式になっているため、レーザープリンターに比べて構造が単純で値段が安いです。ただし、インクジェットプリンターではインクカートリッジを動かさなければいけないので、印刷速度が遅い欠点があります。

インクジェットプリンターは、安いプリンターでもコピー印刷やスキャン印刷を行えて使い勝手がいい上に、値段が非常に安いため人気のある機種となっています。ただし、印刷速度が遅くて印刷代が高い欠点があり、安い機種になればなるほど欠点が目立つようになるのです。

インクジェットプリンターはインク代が高いイメージがありますが、高級インクジェットプリンターでは、大容量タンクを搭載した物があります。大容量タンクを搭載した製品では、色数が少なくなるため画質が落ちますが、インク代が1枚1円未満で普通の機種よりも圧倒的に安いです。

レーザープリンターは、紙を送るローラー部分をレーザーで帯電させて、帯電させたところにインクを付ける仕組みとなっています。そのため構造は複雑で値段が高いです。しかし、ローラーを回転させて直接紙を送れるため、印刷速度が速い利点があります。

モノクロレーザープリンターとは、色を付けるローラー部分が1つしかありません。お手頃な値段で買えるようにしたプリンターで、名前通りモノクロ印刷しか行えません。しかし、カラーレザープリンターよりもインクを大容量にできるため、インク代が安くなります。

モノクロレーザープリンターはインクジェットプリンターよりも高価ですが、カラーレーザープリンターよりも安く購入できる機種です。インクジェットプリンターよりも印刷速度が速くインク代も安いですが、カラー印刷を行えないといった大きな欠点があります。

レーザープリンターには単機能プリンターと複合機があり、単機能プリンターは値段が安いが、コピー印刷やスキャン印刷を行えないデメリットがあります。

カラーレーザープリンターとは、色を付けるローラー部分を複数個用し、カラー印刷に対応した機種です。しかし非常に複雑な構造のため値段が高くなります。素早く印刷を行いたい人以外は、インクジェットプリンターがおすすめです。

カラーレーザープリンターはカラー印刷の速度が速い上にインク代が安いため、高性能で使い勝手のいいプリンターです。しかし、カラーレーザープリンターはインクジェットプリンターよりも圧倒的に高価ため、ほとんどの人がインクジェットプリンターを選びます。

カラーレーザープリンターはインク代が安い印象が強いですが、カラー印刷のインク代は10円から15円とそこまで劇的に変わるわけではありません。特大容量インクジェットプリンターは2万円程度で買えるため、特大容量インクジェットプリンターの方がインク代を抑えられます。

複合機は、プリンター機能に加えて、コピー・FAX・スキャナーなどの機能を備えた機器です。オフィスで使うイメージが強い方もいるかもしれませんが、家庭用のコンパクトな複合機も販売されています。

また、最近はテレワークの増加に伴い、自宅で効率的に仕事をするために複合機を購入する方も増えているようです。

大伴インクジェットプリンターとは、A2以上の大伴の紙に対応したインクジェットプリンターですが、一般的なプリンターに比べると非常に高価であるため、家庭用では使われません。

ドットインパクトプリンターとは、点をたくさん打ち印刷を行うプリンターであり、写真の印刷には不向きであるため、業務用でしか使われないプリンターです。

モバイルプリンターとはプリンターの種類ではなく、プリンターの分類であり、ビジネスバッグに入れられるような超小型のプリンターです。モバイルプリンターは、超小型インクジェットプリンターとフォトプリンターの2種類が主流になっています。

プリンターの種類をご紹介しましたが、ここでは種類別におすすめな人を解説します。プリンターの種類を選ぶときの参考にしてください。

インクコストは1枚あたりにかかるインク代を指し、プリンターでは安いプリンターになるほどインク代が高くなります。そこで購入前に知っておきたいインク方式、タンク式とカートリッジ式の違いをご紹介します。

タンク式は一枚当たりの印刷コストが安いです。また、多めのインクが入ったボトルタイプなので、大量に印刷をする必要のある人におすすめです。色ごとにボトルを押し込んで、簡単にインクの補充ができます。

カートリッジ式には、色ごとに独立している独立型と、さまざまな色が合わさった一体型があります。独立型はインクの補充が色別で無駄がなく、補充時に手が汚れません。タンク式に比べてきれいに印刷ができます。

印刷画質はプリンターの印刷の美しさを左右する要素ですが、インクジェットプリンターでは画素数が高いため、そこまで重要な要素ではありません。ただし、レーザープリンターでは印刷画質に限りがあるため、レーザープリンターでは重要な性能です。

印刷スピードは高い機種になればなるほど上がります。最も値段の安いモデルでは1分間に4枚しか印刷できない機種も存在するため、ある印刷スピードの速いプリンターを買うのがおすすめです。

コピー機能は印刷したい書物のページを、スキャナーに置いてコピーします。コンビニでも行えますが、コピー機能がないと不便なときがあるので、初めの1台はコピー機能が付いたインクジェットプリンターを選ぶのがおすすめです。

プリンターの接続方式には、無線LANや有線LANなどがあります。安いプリンターでは無線LANしか付いていない物があり、調子が悪いと印刷がしづらいです。そのため、有線LANも搭載されている機種を選んだ方がいいです。

プリンターの中にはWi-FiやiPhoneのAir Printなどを使用して、スマホと連動できるものもあります。スマホで撮影した写真やスマホ内にあるデーターを印刷したいときに便利です。また専用のアプリを使用すれば、年賀状・名刺・オリジナルシールなども簡単に作れます。

国内で4割以上のシェアを持つキヤノンのプリンターは、ハイブリッドインクを使っているため文書印刷にも画像印刷にも強く、とくに文章をきれいに印刷できます。また、カメラメーカーの技術が活かされていて、自然な色合いで印刷できる特徴があります。

エプソンもキヤノンとほぼ同じシェア率を持ち、国内プリンターのシェア率で12を争うメーカーです。エプソンのプリンターは写真印刷に強いのが利点です。しかし、インクの汎用性が低く写真印刷用のプリンターでは文書をきれいに印刷できない欠点があります。

家庭用プリンターはキャノンやエプソンが圧倒的に人気ですが、ブラザーのプリンターは使い勝手がいいため、ブラザーのプリンターも人気があります。キヤノンやエプソンに比べると印刷画質が落ちますが、電話機能やFAX機能が付いている機種が多いため着信を逃しません。

リコーのプリンターは業務用プリンターで第2位のシェアを持ち、販売するすべてのプリンターが業務用途になっているのが特徴です。リコーのプリンターはインクジェットプリンターや複合機が少なく、印刷速度は速いがコピーを行えない機種が多いです。

プリンターの種類によってランニングコストが大きく異なます。レーザープリンターでは機種による差は大きくありませんが、インクジェットでは機種によって大きな格差があります。

プリンターで一般的な製品として、インクジェットプリンターやレーザープリンターがありますが、インクジェットプリンターは写真向きで、レーザープリンターは文書向きです。そのほかのプリンターは全く用途が異なってくるので、自分の用途に合ったプリンターを選びましょう。